よくある質問集

よくある質問・回答

とびひに種類があるといわれますが、どのような種類ですか?
とびひはだいたい2種類に分けられます。1つは水疱(みずぶくれ)ができて、びらん(ペロッと皮膚がむける)をつくることが多い水疱性膿痂疹、もう1つは炎症が強く、痂皮(かさぶた)が厚く付いた痂皮性膿痂疹です。

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ハチ刺されの対策は?
まず、ハチに刺されないようにすることが重要で、ハチにいたずらをしたり、むやみに巣に近付かないようにしてください。特に夏〜秋はハチの活動が活発になる時期なので注意してください。香水やヘアスプレーなどの香りはハチを刺激することがあるので、野外レジャーの際には避けてください。
刺された場合は、安全な場所で静かに横になって、できれば局所を冷やしてください。アンモニアを塗る、という昔からの方法がありますが、実は全く効果がないのでやめてください。ジンマシンや腹痛、気分不良などの症状が認められた場合は直ちに救急車を呼ぶ必要があります。特に全身症状もなく、元気な様子であれば心配いりませんが、あとで腫れてくる人もいますので、医師の診察を受けてください。
なお、ハチに刺されてショック症状を起こす可能性のある方には、緊急時に使用する「エピペン」というアドレナリン自己注射薬を携帯しておく方法があります。これは健康保険が適用されず、自費診療の扱いとなります。まずエピペンを処方することのできる専門の登録医の診察を受けていただく必要があります。

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ケムシに触れるとどうなりますか?
チョウやガの幼虫はケムシあるいはイモムシです。ケムシの毛には毒があってかぶれるもの、と思われがちですが、すべてのケムシが毒を持っているわけではありません。実際には有毒毛を有する一部のケムシに触れた場合にだけ皮膚炎を生じます。
有毒毛には主に毒針毛(どくしんもう)と毒棘(どくきょく)があり、前者はドクガ類(ドクガ、チャドクガなど)、後者はイラガ類(イラガ、ヒロヘリアオイラガなど)の幼虫に備わっています。
ドクガ類の毒針毛は長さ0.1〜0.2mmの微細なもので、幼虫1匹に数十万本以上が密生しているため、これに触れると激しいかゆみを伴うジンマシンのような症状、あるいは赤いブツブツが多発します。これは首やうでに集中して生じるのが特徴で、掻くことで次第に増数します。

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やけどをしてしまったときの応急手当はどうしたらよいのでしょうか?
やけどをすると本人はもとより周りの人たちも動揺してしまいますがなによりもすぐに冷やす(やけどした部位を冷却する)ことが大切です。炎がついているようなときに火を消すためにはもちろんですが、熱湯や油のやけどでも水道水でかまいませんので衣服の上から冷やすことがとても大切です。冷却する時間は体のどの部位なのか、年齢が何歳なのかなどで一概にはいえませんが15−30分くらいの間をひとつの目安とすると良いと思います。指先や脚のやけどのような場合は1時間くらい冷やすことが症状を軽くする上で効果的です。つまり冷やすことでやけどの進行を止めることができるだけでなく痛みも押さえることができるわけです。あわてて衣服を脱がせると熱の作用が持続してより深いやけどになったり、水疱が破れてしまい、痛みが強くなったり治るのに時間がかかってしまうことになります。とくに幼児の場合は衣服の外のやけどに目をとられてしまい衣服の下にもっと広いやけどをしているのを見逃してしまいがちですので注意してください。あと、やけどをするとその部位がはれてきますので指輪などの装身具は早めにとるようにしてください。このように創部を冷やしながら出来るだけ早めに皮膚科医の診察を受けることが早くやけどを治して傷跡を最低限にするために大切なことです。あとやけどをした部位には医師の診察治療を受けるまで軟膏や油など自分の判断でいっさいつけないようにすることも大切です。自分の判断で油薬などをつけてしまうとそのあとの治療に差し障りがでてしまうこともあるからです。

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日焼けサロンは大丈夫?
最近は少なくなりましたが日焼けサロンで肌を真っ黒に焼く方がいます。日焼けサロンのうたい文句は、有害な紫外線、これは波長の短いUVBという紫外線ですが、それをコントロールして、害のないUVA、これは波長の長い紫外線で肌を焼くのでダメージはないというものです。しかしながら色が黒くなるのは皮膚に傷害が起こった結果メラニンがたくさん作られたためであって、皮膚のダメージなしに褐色の肌は得られません。UVAはUVBと比べて確かに害作用は弱いのですが皮膚の細胞を酸化させます。また皮膚の深部まで到達するという性質もあり、決して安全とはいえません。
海外でも日焼けサロンによる皮膚傷害がたくさん報告されていますが、我が国でも皮膚科医を対象にしたアンケート調査で、150例を超す健康障害例が見いだされました。主にあてすぎによる火ぶくれ症状でしたが、しみなどの問題も起こっています。また,眼の障害も少なからず見られました。一般からの苦情をまとめた国民生活センターでは危害情報を出しています。

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金属のような硬いものでもかぶれをおこしますか?
金属は汗や唾液にふれるとイオンとなって溶け、かぶれの原因となります。ニッケルやクロム、金などはかぶれを起こしやすいので、汗をかいた皮膚に直接触れないよう気を付ける必要があります。

(社団法人日本皮膚科学会HPより引用)

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